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山口県・酒井酒造株式会社 酒井佑さん(代表取締役) 村上三夫さん(製造部・酒母&桶担当)
――――酒井佑さん(代表取締役)
去年(2006年)4月、桶仕込み保存会が開いたイベントに参加しました。おもしろい! これはやる必要があるぞ!と、ピピッと直感したね。桶でねかせた味噌や醤油、イカの塩辛を味見したら、これが旨いんだ。やはり桶には、何かがあるよ。「このエネルギーが、消えんうちに!」とばかり、翌日には地元の杉を発注しました。 今年(2007年)夏には新桶に組んで、冬の酒の仕込みから使う予定です。
うちでは桶仕込みは、実は2年前からやっていて、桶のお酒も既に売っています。でも、これまでのは小さな古桶だったから、おとなしくて。今度つくる大きな新桶は、これは相当な荒馬であろうね! この荒馬でどんなお酒をつくるか、いまから楽しみです。
その新桶が組まれるときには、うちの若い蔵人を一人、桶屋さんへ派遣します。使う側の酒屋が、もっと桶というものを知らなくちゃ。言い尽くされた言葉ではあるが、やはり「温故知新」ですよ。近代化も必要だが、古いものだって、残していかないとね。
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――製造部・片山優一さん(21歳)
桶屋さんのところに、蔵から送り込まれた「若い蔵人」というのが、自分でした。今回の桶屋修業はホント、全部が全部ぐらい初めてのことばっかり! 結構、疲れましたね・・(笑)。
桶の竹タガって、《桶に巻きつけながら、編むのかな》って、自分は思ってたんです。でも実は、輪に編んでから桶にはめ込むんですね! そんなことも初めて知りました。《酒のモロミに触れる面は、とにかく滑らかに》って桶屋さんに言われて、板を必死でカンナがけ。クタクタになりました。竹タガの編み方は、何度見てもわからないぐらい、難しいです・・。
それでも、昔だったら10年たってやっと教えてもらえたようなことを、桶屋さんから親切にどんどん教えていただいて、ありがたかったです!この桶を大切に使って、いいお酒をつくりたい。これでうまくいかないと、モロ、自分の責任なのでマズイです。頑張ります!
「五橋」の醸造元・酒井酒造は、五連の弧を描く錦帯橋が美しい、岩国の町にある。創業は明治4(1871)年。錦帯橋が架かる錦川の伏流水である軟水を用い、県産の米を地元出身の蔵人が醸す、「山口県のお酒」にこだわる。仲間史彦杜氏はじめ蔵人の多くは30代、若々しい蔵でもある。
「五橋」 純米酒 復刻版 木桶造り 720m 2,100円(税込)
桶仕込み保存会事務局 〒381-0201 長野県小布施町500 TEL.026-247-7511 FAX.026-247-6369 E-mail: info@okeok.com