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プロポリスの原塊。このままではミツロウが多く含まれているので、アルコールでプロポリスエキスを抽出する工程が必要となる

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巨大な木桶で3年、5年、10年と熟成させたプロポリスを提供することに、私はこだわってきました。日本酒の世界でも木桶仕込みが復活されていることを知り、このたび仲間入りした次第です。
ところでポロポリスとは何か、少しご説明しましょう。
ミツバチが花の蜜や花粉のみならず、樹木の新芽や樹皮から樹液や樹脂も集めることを、皆さんはご存じでしょうか。樹木は自らを守るため、殺菌作用をもつ物質を持つことがあります。そうした樹木のエッセンスが、ミツバチ体内の酵素と混ぜあわされ、自然の化学変化をへてつくられるのが蜂の膠(にかわ)、つまりプロポリスなのです。
ミツバチはこのプロポリスを巣の入口に塗りこめて補強し、外敵から身を守っています。巣の中の衛生状態を、プロポリスで保っているという説もあります。人類は世界各地で古くから、プロポリスを民間薬として用いてきました。かのミイラづくりにも、使われていたのです。
プロポリスには、フラボノイドや各種酵素、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなど実に多彩な有効成分が含まれています。抗生物質ではありませんが、抗生物質に似た抗菌作用をもつことも広く知られてきました。私どもは特に、ブラジルのユーカリの樹液を蜂が集めてつくったプロポリスが最も人体に有効だと考え、それを製品化しております。


※サンフローラが使う木の器は、ワイン樽から巨大なものまですべて、《フタで密閉されるタイプ》です。その場合、木の器は「樽」と呼ばれることがあります。そのため同社では「樽」「木樽」と表記しており、この記事でもそれに準じています。
プロポリスの有効成分を抽出するのに、私どもはアルコールを使います。プロポリスの原塊をアルコールに浸して分離溶解し、熟成させるのですが、その熟成期間は長いほどよい。ハチ毒の解毒には、三年ほどの時間が必要なのです。一方、プロポリスの有効成分は、熟成させるほど増幅します。また、粒子も細かくなって、人体に吸収しやすくなるのです。
このように熟成の工程はプロポリスづくりに必要不可欠ですが、それを木樽でやっているのは、私が知る限りでは小社だけです。木樽熟成というと「不潔だ」とか「時代遅れだ」とよく陰口を言われてきましたが、そこに大変なメリットがあるからこそ、使っているのです(別欄)。一口に「熟成」といっても、よい器で熟成することが大切。木の樽は、まさにプロポリスのよきゆりかごなのです。
しかし木のモノを使うことは、現場での作業や管理面でも大変な努力を必要とします。当社社員は毎日、工場内、内、所狭しと並ぶ大小二百余の樽に外側から水分を噴霧し、木の湿気を調節しています。プロポリスの漏れがないかを見守り、常に清潔を保つことに神経を砕いています。
私たちは健康食品を扱う者として、こだわりをもって安全な木樽を使ってきました。この桶仕込み保存会の活動を通じて、木の樽や桶の価値がもっと広く知られてゆくことを、心より期待しております。
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プロポリス屋さんが感じている、
「木樽で熟成させる」ことの効用
● 紫外線を遮断して、プロポリスの有効成分(フラボノイドなど)の分解喪失を防ぐ。
● 外気に直接接触することを避け、急激な酸化を防ぐ。
● 熟成の促進に必要とされるという、かすかな呼吸が、木の器ではできる。
● プロポリス自体は酸が強く、アルコール漬けになっている。そうした物を入れても、木の器の場合は(プラスチック容器などの可塑剤に使われており、環境ホルモンにも指定されている)フタル酸などがそもそも含まれておらず、有害物質を溶分解しないので安全。
● 他の容器に比べて、急激な外気温変化の影響を受けにくい。熟成には、年間を通じて一定の温度幅を保つ必要があるので、木の器は好都合。
● 木材のセルロースの作用でプロポリスの熟成効果が高まり、また粒子が細かくなる。
● 木樽に寝かせると、味や香りがまろやかになる。ワインやウイスキーでも皆さんご存じのとおり。木肌には目に見えない小さな孔がたくさんあり、そこに微生物が棲んで、熟成を促進しているらしい。また、熟成を推進する酵素もあるらしい。
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5年熟成のプロポリスが眠る樽 |
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