●モデレーター
米倉誠一郎
(一橋大学イノベーション研究センター教授)
●パネリスト
梅原真(デザイナー・プランナー)
上芝雄史(株式会社ウッドワーク
藤井製桶所代表取締役)
セーラ・マリ・カミングス
(株式会社桝一市村酒造場取締役)
●友情出演
小泉武夫(東京農業大学教授)
野中ともよ(三洋電機代表取締役会長)
辰巳琢郎(俳優)
小坂憲次(文部科学大臣)
以上、登場順
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セーラ
そこで、皆さんの実際の意識が重要です。聞いていて、いいこと、いいこと。でも、OKにならないのです。皆さんがアクティブになって、行動に移して活かす道が必要なので、今日の最後は皆さんをひとつの輪に踊らせることで、終わりにしたいと思いますので、皆さん、帰らずに、長野オリンピックのときは「輪になって踊ろう」の踊りがあったんですが、ちょっと皆さんがアクティブな気持ちで《自分が当事者だ》と・・。
国も、もちろん全力を尽くしていただきたいことですが、我々もがんばりますので、ぜひ、いっしょに頑張っていきたいと思います。(会場、拍手)
米倉
ナニ? もう、「輪になって踊ろう」が入っちゃうの? 勝手に閉めないでよ(笑)。まだ時間があるんだから、早いですよ。(笑)
でも、今日は入場料、5,000円も取ったんですよ。ねぇ、僕は初めは「入らない。無理だ。いくら小泉武夫さんの気のきいたスピーチでも、5,000円は無理だ」と言ったんです。でも皆さん、失礼しました。(拍手)
やっぱりね、日本国民にはこういう意識があるんですよね、ほんとに。無駄なお金を使っているんですよ、一橋大学にも(笑)。でも、そういったお金を桶職人とか、何か日本の伝統を守るためのアクティブな基金に、ぜひつくっていただけたらうれしいなって。これは皆が言っているんですけれども。(拍手)
小坂
伝統文化を保存するための、基金はないんですけれども、そういった支援のしくみというのは、国の中にありますので。文化庁が持っている、そういった匠の伝統工芸家、そういった人たちの育成、そして後継者の育成、維持を。後継者をするための予算はありますので。それが桶のほうに回ってくるように、頑張ります!(拍手)
辰巳
あと、もうひとつ。僕ね、寄付税制の運動もしていまして、これはNPO法人とも非常にかかわりのある問題でして。自分の納めている税額の半分まで、それを自分の希望するところに寄付する。それをいま、いろいろな方に働きかけているんです。文化のためには絶対、この寄付税制が必要だと思うので、よろしくこちらのほうもお願いします。(拍手)
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小坂
私も以前から、そういうことを言っているんですが、大臣という肩書をもらうと、そういうことを勝手に言えなくなっちゃうんですよ。(笑)
ただ、ここで考え方だけ申し上げると、私も「鶴の恩返し税」とか好きなんですよ。
自分が行った先、その人たちに恩返しをするために、次の納税のときに、5%は自由に自治体を指定して「小布施町に自分の所得税の5%を回してください」と言えるような納税の制度をつくろうということは、党の中でもずーっと言ってきていますけれども・・まだ実現していません。
いまおっしゃったように、日本の文化を育成するために、消費税を上げるって言うと、皆さん怒るけれども、実際には消費税みたいな形のものをちゃんとしっかり、使途を限定して目的税化して、「福祉に回します」、あるいはこういった「伝統芸術・スポーツの振興に回します」というのが、ほんとうは皆さんの気持ちにも沿っているのかもしれません。しっかり検討して、頑張っていきたいと思います。(拍手)
米倉
みんな、一応書記が言質を取っていますので、そこのところよろしくお願いします(笑)。
野中
桶というのは、桶をつくるだけというのは大間違いで、竹がないとダメ。だから竹林をどうやって管理するか。それから、どういう木をどう使うか、どれがお醤油に向いていて、お酒に向いてるとか、どんな用途に向いているとか。やっぱりそれは、多くの人々生活の底辺を支えることになる。
こんなに沢山の方の思いと、大臣の決意表明までいただいたので・・、桶を守るというより、桶は木がないとだめですよね。我々の日本を支えてきてくれた木の文化、それから小泉先生もおっしゃった、伝統的な我々の麹(こうじ)の食文化、それが全部桶でつながっているんですね。それに木がなくなったら、酸素はなくなっちゃうわけですから。
だからそれを教育のコンテンツとしてほしい。ぜひ桶職人の方、セーラにもお願いしたいのですが、酒樽とかお酒、お味噌をつくるだけじゃなくて、日々の私たち日本人が誇れる「桶」の形を――お豆腐を買いに行く時はこれ、とか、冷蔵庫に入れるお味噌はこれ、とか、そういうふうにして、私たちが買えるようなものにしていただきたい。
米倉
あぁ、ソフトウェア込みでね。
野中
そうです。そうすると、私たちが買うってことは、桶職人の方の生活を支える。日常生活の中の桶・・。
米倉
話が長い! でも、三洋電気、大丈夫かな?(笑)
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桶仕込み保存会事務局 〒381-0201 長野県小布施町500 TEL.026-247-7511 FAX.026-247-6369 E-mail:
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